アンパンマンフリークな家族におすすめ 四国の旅
多くの子供が一度はハマるアンパンマン。まだ言葉もろくにしゃべらない子なのにあの丸顔を見つけると「アンパン、アンパン!」と言っていたりしませんか?そんな子供のいる家庭に是非おすすめしたい四国の旅。アンパンマンの作者であるやなせたかし氏の故郷が高知県であることから、それを称えてアンパンマンに関する乗り物や建物が四国にはたくさんあります。旅の計画の参考にしてみてください。
アンパンマンに関する乗り物がたくさん!
「アンパンマンの乗り物なんて、近所の幼稚園バス見ているだけで十分」とお思いの方もいるかもしれません。しかし、本場四国のアンパンマンはちょっと違いますよ!
アンパンマン列車
土讃線、予讃線、高徳線、徳島線と四国全土にまたがって、アンパンマンの楽しいイラストが描かれている列車が20車両走っています。電車の外装はもちろん、車内のシートや天井にまでアンパンマンと仲間たちが描かれていて、乗っているだけでウキウキしてしまいます。
中でも高知と徳島をつなぐ高徳線・徳島線では「ゆうゆうアンパンマンカー」という特別列車が走っています。この列車に乗るためには指定席を購入しなければなりませんが、なんと、その中はイラストが描かれているだけではなく、プレイルームがあるのです。クッションを積んで遊んだり、床面に書かれた線路で列車ごっこをしたりできます。電車の中がまるで児童館になったようです。電車の中は静かにしなければいけないものですが、ここだけは特別ルール。こんなスペシャルな体験はなかなかできませんよ。
アンパンマンバス
JR土佐山田駅からアンパンマンミュージアム方面に向かう路線バスとして10種類のバスが走っています。いざ乗ってしまえばそれほど代わり映えのするものではありませんが、10種類のバス、どれが運行しているかわからないので、「どのバスが来るかな?」とワクワク待つ気持ちを楽しめます。そして普段よく目にする大きな路線バスがアンパンマンでいっぱいになっているのはとても気持ちを高揚させるものです。
路線バスの他、神戸のアンパンマンこどもミュージアムと四国各地を結ぶアンパンマン高速バスも運行中です。
アンパンマントロッコ
岡山県と香川県をつなぐ瀬戸大橋をアンパンマンと一緒に楽しむことができるトロッコ列車です。冬季は休業しているのですが、なんと、2015年春にリニューアルして、天候に左右されることなく楽しむことができる車両になるというのです。こう御期待です!
高知市内を走る路面電車
これに出会えた方はラッキーです。2バージョンの路面電車が運行していて、そのスケジュールは公表されていないので、どこを走っているのかわかりません。宝探し気分で高知の市内をまわってみるのも楽しそうですね。
※アンパンマンに関する乗り物は特定期間のみ運行しているものもあります。必ずスケジュールをご確認の上、お出かけください。
これぞ元祖。アンパンマンの美術館
現在、アンパンマン“こども”ミュージアムは全国に4か所できました。しかし、アンパンマンミュージアムということで、本格的な美術館として建てられたのはここだけです。こどもミュージアムでは見ることのできないやなせたかし氏直筆の絵画や、石像などがたくさんあります。中でも実物大のジャイアントダダンダン(バイキンマンのロボット)は迫力満点です。
隣接する詩とメルヘン絵本館にはやなせたかし氏のアンパンマン以外の作品がおさめられ、先生の世界観を堪能することができます。
辺りは完全に山と野で、「本当によくここまで来たものだ」と自画自賛したくなるほど自然に囲まれたのどかな場所です。ゆっくりと時間をとって散策してみてください。
参考まで
私がここで紹介した旅を実行したのは子供が3才と1才の時でした。正直、私が一番喜んでいたと思います(笑)。アンパンマンの乗り物は高知→土佐山田間の土讃線と、土佐山田→アンパンマンミュージアム間のバスだけの乗車でした。本当はトロッコに乗りたかったのですが、どうしてもスケジュールを組むことができず、泣く泣く断念したことをよく覚えています。
ちなみに、高知でアンパンマンを堪能した後、桂浜に行き、さらに四万十川でキャンプをしました。次の日は北上して四国カルストでちょっとしたトレッキングをし、道後温泉に行くというなかなかつめこんだ6日間の旅行でした。でも、素朴なのに、すごく鮮やかで記憶に残る旅になりました。アンパンマンと自然を満喫できる四国の旅行、是非ご検討ください。
いいね!で最新情報を配信♪