2歳まで授乳を続けると48%の子どもが虫歯に?原因と予防
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虫歯の悩み
乳歯がはえ始めると虫歯が気になりますよね。海外の子育てサイトのParenting.comでは、母乳がもたらす幼児への歯の影響について興味深いデータが掲載されていましたのでご紹介します!
2歳まで授乳すると48%が虫歯になる?!
授乳は赤ちゃんにとって健康をサポートするだけでなく、親子の大事な時間を与えてくれる素晴らしい物です。しかし、2歳以上の子供にとって母乳は虫歯の原因になってします可能性があります。
ナショナルセンターのヘルス・プロモーションの調査によると、母乳をまだ飲んでいる6ヶ月~24ヶ月の赤ちゃんの40%に虫歯が確認されたとの事です。そして、2歳以上で授乳を受けている48%の子供に虫歯が見られるとの事です。
※この統計はアメリカで実施されたものなので、日本では、比率が変わる可能性があります。
母乳が虫歯を促進してしまう原因
口腔生物科センターで教授をつとめるウィリアム教授によると、母乳が虫歯の原因になるのは赤ちゃんの吸い方にあるようです。
赤ちゃんが母乳を吸うときは、舌を突き出すため、前歯と乳首が密着した状態になります。こうなると殺菌能力のある唾液が歯で届かなくなるため、虫歯になりやすくなるようです。夜間は唾液の分泌が少ないので、夜の添い乳が虫歯の原因といわれるのはこのためです。
母乳は本当に虫歯の原因か?
一方で、母乳の成分は80~90%が水分といわれているため、虫歯の直接の原因ではないという見解もあります。虫歯は、口の中の糖質をもとに作り出す酸が原因で進行をするので、歯磨き忘れや、就寝前の甘い物の摂りすぎが直接の原因といえます。
卒乳できなくても毎日の歯磨きで改善できます
ですので、卒乳できていないママも安心してください!就寝前の歯磨きと甘い物(砂糖や炭水化物等)を控えれば虫歯の予防は十分にできます。
また、最近では歯医者さんで子供の歯にフッ素を塗ってくれるところも増えてきましたので、気になるようでしたらお医者さんに相談してみましょう!
参考Breastfeeding Longer Than 2 Years Linked to Child Tooth Decay
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