子供が友達にいじめられた時に親はどこまで介入すべき?
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子育ての悩み
あなたの子供が最近仲良くなった子がいじめっこだったり、自己中の女王様だったらどうしますか?そんな時、親はどこまで、そして、どうやって介入するのが良いのでしょうか。
アメリカの医療情報サイトWebMDでは、2つの事例を参考にして、専門家の意見を紹介しています。
photo credit:@wolfgangfoto
アメリカ西部に住むAさん。11歳の双子の男子。
Aさんの息子は、ある友達と遊ぶと必ず泣かされて帰ってきますが、それでも一緒に遊びたがり、お泊りもしたいと言っています。
Aさんは息子に対して
遠まわしな言い方はせずに、「あの子は危険。痛い目にあうよ」と言いました。またAさんは、「学校で遊ぶのはしょうがないけど、放課後や休みの日は遊ばないようにしているし、家にも呼ばない」とのこと。
中西部に住むBさん。9歳の娘。
娘の友達は、自分の要求が通らないとすぐに「絶交する!」とおどす”フレネミー(友達面した敵)”です。
Bさんは娘に対して
その友達を非難することはせずに、友達はお互いを思いやって信頼するものだということを娘と話し合ったそうです。「他人に嫌なことを言う人ほど、人に嫌われるのを恐れている。だから他人に対して偉そうにしたり、コントロールしようとすのよ。」と娘に言って話し合ったことで、娘がその子を恐れなくなったと語っています。Bさんは「彼女ともう遊ばないようにしなさい、と言わなくてよかったわ」と振り返ります。
子供の友人関係についての著書もある、フランク・フランケル博士によると
上記の2つの例では、後者Bさんの判断が良いとしています。Aさんの、息子の友達が良くないから親が介入したい、という気持ちは理解できますが、息子は、自分の気持ちがくまれていないため、かやの外に置かれたと思ってしまいます。
親がアドバイスしたいと思うのは当然ですが、同博士によると、子供に「もう遊ぶな」などと言うのは逆効果になりかねないそうです。10~12歳位の子供の場合、親に友達付き合いを禁じられると、かえってその友達との友情が深まったりすることもあります。また、悪い子と遊んではいけない、と親が決めつけてしまうと、友達付き合いに大きな空白ができてしまうかもしれません。
博士は「毎日子供と話すこと」を強く推奨しています。
夕ご飯のときなどに、お子さんにいろいろ質問をしましょう。「休み時間は誰と遊んだの?」「昼食は誰と一緒に食べたの?」など。もし、お子さんが問題がある子供と仲良くなっていると分かっても、その子を批判したり付き合いを禁止したりはしません。では、どうすればよいのでしょう。
フランケル博士の勧める対策
・毎日しっかり子供と話す。
・親が良いと思う友達や、信頼できる親の子供と遊ぶ予定をつくり、一緒に過ごさせる。
・スポーツクラブなどに参加させ、新しい友達関係を広げられるように働きかける。
健全な友情がどういうものかが解れば、悪い友達との付き合いは自分から断れるようになります。親の介入は健全な友人関係を見つける手助けまでがベストです。
8,9歳の頃から、子供たちは友人関係について悩み始めます。子供が泣いて帰ってきてもカッとならず、落ち着いてからお子さんとじっくり話し合うのがベストですね。子供の精神的な成長や、考え方に親がハッとさせられることがあるかもしれません。
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