3人育児の子どもの感染症対策はどうしてる?兄弟間感染の予防法
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最終更新日:2015/08/16
2人目・3人目 育児の悩み, 病気の悩み
子供は本当によく病気をします。保育園や幼稚園などの集団生活の場に入ると、いろんな感染症をもらってしまいます。感染症によっては、登園停止などになるものもありますが、手足口病のように、登園停止にはならない感染症もあります。そういった感染症が一度流行ると、終息までには時間がかかりますし、わが子も感染してしまうリスクがより高まります。
家族の中で一人が感染すると、高い確率で兄弟間感染すると思っておかなければなりません。流行しやすい感染症はどんなものがあるのか、兄弟への感染を防ぐにはどうすればいいのかをご紹介します。
子供がよくかかる感染症を教えて!
インフルエンザ
インフルエンザにはABC3種類の型があり、毎年どれが流行するかわかりません。予防接種をしていてもインフルエンザにはかかります。予防接種というのは、インフルエンザになってしまった場合の症状を軽減させるためのものだということを理解しておいてください。
潜伏期間は1~2日で、突然38℃を超える発熱から始まり、頭痛や筋肉痛や関節痛などの症状が現れ、鼻水や咳などの症状もあります。発症後5日経過し、かつ、解熱後3日を経過するまでは登園停止にしている幼稚園が多いようです。
水疱瘡(みずぼうそう)
潜伏期間は14日で、微熱が1日続き、体に赤いブツブツのがではじめます。それが次第に盛り上がり、水泡となり最後はかさぶたになります。かゆみをともなうので、子供にとってはかなりつらい病気の一つです。すべての発疹が、かさぶたになれば登園可能とされています。予防接種は1歳から接種可能で2回接種の必要があります。
プール熱
毎年夏場になると流行する感染症で、発熱や結膜炎や咽頭炎などの症状が現れます。プールで感染することがあるのでこの名前がつけられています。症状が消えてさらに2日経過して登園可能となります。
手足口病
潜伏期間は3~6日間。夏風邪の一種ですが、発熱や口内炎や手足の水疱性の発疹などの症状がでます。小さいお子さんは、口内炎で食欲が落ちる子が多いですし、喉の痛みを伴う子もいるので、そういった場合には、のど越しの良いものを与えるようにしてあげてください。
RSウィルス
潜伏期間は2~8日間。鼻水・発熱・咳などの症状があります。ほとんどの場合1~2週間で治りますが、生後半年~1年以内の乳幼児は重症化しやすいので注意が必要です。ほとんどの子が2歳までにかかるといわれています。気管支炎や肺炎をおこすこともあります。
りんご病
潜伏期間は10~20日。頬がりんごのように赤くなることから、この名前がつけられています。頬が赤くなる症状の後に、手足にレース状の発疹がでてきます。ほとんどの子が数日で自然治癒します。発疹が現れる頃になるともう感染力もほとんどないといわれています。
これらの他にも、年中通して感染する子供が多いのが“感染性胃腸炎”という嘔吐や下痢をともなう感染症です。これはほとんどのお子さんが経験されているのではないでしょうか。お世話をしているママに感染することが多い感染症でもあります。
“ノロウィルス”“ロタウィルス”なども非常に多い感染症です。
兄弟の間での感染はどうやって防ぐ?
3人育児をしていると、1人が何かの病気になると、必ずと言っていいほど他の2人も時期をずらしながら感染し発症します。兄弟間だけでなく、かなり高い確率でママも感染します。3人の子供たちが元気になる頃に、今度はママが寝込んでしまったという話はよく聞きますし、我が家も何度もそういうことを経験しています。
1人が感染したら、まずやることリスト
- 具合の悪い子と生活スペースを別にする
- 室内の加湿と換気を念入りにおこなう
- 空気清浄機をつける
- 子供がいやがらなければ、室内でもマスクをつける
- 咳や嘔吐をした場所は塩素系除菌剤で除菌する
市販されている“クレベリン”などの塩素系除菌剤は、リビング等のいつでも手の届く場所に置いておくと、嘔吐時にもすぐに除菌できるので便利です。また、子どもの嘔吐物を処理するときは、手袋とマスクの着用をおすすめします。ノロウィルスなどは、嘔吐や下痢の症状が多く、飛沫感染(ヒマツカンセン)しやすいので嘔吐物に触れないためにも、マスクと手袋は必ず使いましょう。
潜伏期間での感染を防ぐ
感染症には潜伏期間というものがあります。ですから、1人が発症してからその子だけを隔離したとしても、潜伏期間に他の子どもに感染してしまう可能性があります。
潜伏期間での感染を防ぐためには、日頃から以下の2点を気を付けることが大切です。
- 1.手洗い・消毒・うがいは徹底
- 2.タオル/食器類など口や肌が触れるものは別のものを使う
“洗面所のタオルぐらい一緒に使っても”と思われますが、日頃から別々にしておくことで、潜伏期間での感染を防ぐことができます。
おわりに
いかがでしたか?3人育児だと、兄弟間感染を防ぐのは難しいですが、日常生活のほんのちょっとしたことを注意しておけば、潜伏期間の感染を防ぐことができるのではないでしょうか。
年齢が低ければ低い程症状も重くなるリスクが高まります。上の子が何かの感染症になった時には、一番下の子に感染した場合を想定していろいろ準備しておくことをおすすめします。
また、高熱が出ると熱性けいれんをおこすこともよくあります。我が家の次男と三男も同じ日に高熱をだしけいれんを起こし、三男は5日ほど入院したことがあります。兄弟で同時に熱性けいれんを起こすことは珍しくないそうなので、兄弟同時に発熱した時は注意してあげてくださいね。
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