イヤイヤ期はこう乗り切ろう!4つの悩みを解決
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しつけ・教育の悩み
待望の赤ちゃんが産まれ、お世話に追われた新生児期をなんとか乗り切り、楽になったかと思いきや?
イヤイヤ期、魔の2歳児などなど、なんともうれしくない言葉が聞こえる年ごろになってきました。1~2歳児のころによく見られる問題や悩みに、海外サイトthe Bumpを参考に現実的なアプローチの方法をを紹介します。
photo credit: Thomas Hawk
ケース1 子供に「ダメ!」ばかり言ってしまう
子供がいろいろな事へ興味を持って活発になるということは、してほしくない事や、危険なこともしてしまうということ。そうすると、ついつい「ダメ!」と言う回数も増えてしまいますよね。毎日ダメダメばかり言っている自分に嫌気がさしてくることもあると思います。では、どうして子供はいけない事ばかりするのでしょうか?
これも大切な成長の一環ですので、心配し過ぎる必要はありません。この時期の子供は、独立心が芽生え、なんでも自分で試したくなり、やっていい事と悪い事の区別をつける境界を学んでいるのです。子供が危険な事をしている場合をのぞいて、できるだけやさしく対応してあげましょう。
例えば、子供におもちゃを片づけるように言っても遊んでいて聞かないときは、「もっと遊びたいときに終わりにするのは嫌だよね。でももうお片付けの時間だよ」と言い、子供の手を取っておもちゃを一緒に片付けます。
この時期の子供に強要して躾けることは難しいのですが、やさしさや思いやりを教えることはできますので、チャンスと思って、親の方も優しく対応してみましょう。
ケース2 子供同士が一緒に遊ばない
ママ友と子供達が集まって、楽しいひと時を過ごしているはずなのに、子供同士はそれぞれがばらばらに遊んでいます。早く子供たちが一緒に遊ぶかわいい姿を見たいのに、どうしたらいいのでしょうか?
1~2歳児になって、子供同士で遊ばせる場をつくるのはとても良いことです。しかし、まだ一緒に遊ぶことを期待してはいけません。一緒に、または一つのおもちゃをみんなで使う、という意識が芽生えるのは3~4歳からと言われています。
1~2歳のうちは、それぞれ好きなことをして遊びます。これはパラレル・プレイと呼ばれ、子供同士の関わりは少ないのが特徴です。関わり合ったとしても、おもちゃを奪いあうなど、必ずしも友好的ではありません。おもちゃの貸し借りや一緒に使うという事は、2歳半頃から教え始めるのがいいでしょう。
ケース3 していることの中断・切り替え・変化を子供が嫌がる
1~2歳の頃は、おっぱいの卒業や、様々なルールを教えられたり、子供にとってつらい変化がたくさんあります。子供にとって、変化というのは怖いことなので、うまく対応できないのです。
”テレビを見るのをやめてお風呂に入る”ということでさえ、1~2歳の子供にとってはとても大変で受け入れがたいことです。「明日から海外勤務です」と言われたら、大人だって相当困りますし、泣いて嫌がるかもしれません。リビングルームからお風呂への移動も、太平洋を越えるのも、子供にとってはどちらも同じくらいの大問題。心の準備が必要なのです。
対応としては、「あと5分でテレビはおしまいよ」と、早めに知らせて心の準備させ、もう少し経ったら「あと2分でテレビはバイバイ。お風呂にレッツゴー!だよ」と2度めの声掛けをします。最後には、「あと10秒。10,9,8,7,6,5,4,3,2,1 お風呂~!」などと一緒にカウントダウンして、できるだけ楽しみながら切り替えをするようにしましょう。カウントダウンは習慣付けると、公園から帰る時などあらゆる場面で使えます。
また、もっと大きな変化の場合(寝る場所を変えるなど)は、楽しいことに関連付けながら数日前から知らせておきましょう。お布団の柄を一緒に選ぶなど、ポジティブで楽しいことと関連付けて”変化=怖い”という思いを取り払うようにするといいでしょう。
ケース4 かんしゃくを起こす
「魔の2歳児」といえば「かんしゃく」。かんしゃくを起こさない子はいないと言っていいでしょう。なぜ2歳児はかんしゃくを起こすのでしょうか?
2歳児はまだ自分の伝えたいことをうまく言葉にできないため、どうすればいいのか分からなくなります。また、良い事と悪い事の境界を学ぼうと、身近な存在である親に対していろいろな事を試して、親の態度(ほめる・しかる)から自分のしたことは良かったのか悪かったのを経験として学んでいるのです。この2つのポイントを常に心に留めておきましょう。
2歳児は多かれ少なかれかんしゃくを起こすものと心構えをして、冷静に対応しましょう。子供が実際にかんしゃくを起こしたら、親はそばにいて落ち着くまで待ちます。子供が安心できるように抱っこしたり、しっかり抱きしめても良いでしょう。
一人の場所で頭を冷やすというのは、4歳までは逆効果です。親とのつながりが子供にとって一番大切な時期ですので、ストレスの大きいかんしゃくのときこそ一緒にいてあげましょう。
おわりに
イヤイヤ期とはいうものの、一番の成長がみられるのもこの時期。歩いた!走った!しゃべった!など、新たなステップを刻む時でもあります。ここで紹介した対処法は、どれも新しい事ではなく、考え方の基本。子供のイヤイヤ攻撃にへとへとになったら、読み返して気持ちをリセットしましょう!
参考:Biggest Toddler Challenges…Solved!
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