小学校入学までにできたほうがいい実用的なこと
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しつけ・教育の悩み
小学校の入学を控えたママは「うちの子、大丈夫かしら?」と不安に思うことも多いと思います。幼児教育のいろいろな冊子には情報があふれていて、すべてを把握するのは大変です。でも大丈夫です! 小学校は「こんなことできて当然でしょ」という対応で子供を迎えることはありません。ひらがなが読めなくても、数字がわからなくても問題ありません。
だけれども、生活していくうえで、これだけはできていた方が安心だな、と思うことを小学校の教員免許を所持した私からおおしえしたいと思います。
学校側が思う「これはできていてほしい」
小学校に入学する前に必ず「入学説明会」が開かれます。そこで配られる資料におそらく書かれていることです。
- 9~10時間の睡眠をとり、朝食を必ず食べてから学校に来ること。
- 洗顔、歯磨き、手洗い、うがい、髪をとかす、鼻をかむ、身支度など基本的な生活習慣ができる。
- 排便し、お尻を拭き、水を流すという一連が一人でできる。 ※和式便座でも
- ひらがなで自分の名前の読み・書きができる。
- 必要なことをはっきり言える。(名前が言えて、挨拶と返事がきちんとできる)
これらは実際、私の子供の学校で説明されたことです。でも、それらには書かれていない、「これはできていたほうがいい」ということがあるので、次からご説明したいと思います。
傘を開いたり閉じたり束ねたり
一緒に生活しているとなかなか気付かないものですが、子供は案外これができません。幼稚園の時はバスや保護者の送り迎えがあり、自分から傘を使う、ということが意外と少ないのです。開くことはできても、閉じられない、束ねられないということがないか、前もってチェックしてみてください。ただでさえ気が張っている新入生、登校してすぐ昇降口で泣かせることのないよう、やさしくおしえてあげてください。
普通の傘だけじゃダメ! 折り畳み傘も
最近の小学校では置き傘に折り畳みのものを置かせています。子供にとって折り畳み傘は「普通の傘が使えるから大丈夫でしょ」とはいきません。折り曲げた骨で指を挟んでしまうことだってあるし、無理に開いて壊してしまうこともあります。うちの子に至っては「できなかった」と言って濡れて帰ってきたこともあります。普通の傘の練習がすんだら、折り畳み傘の練習も是非してあげましょう。
衛生観念をもたせる
私はふれあい給食といって子供たちの普段の給食におじゃますることがあります。その時いつも思うのですが、子供には衛生観念はほとんどありません。「牛乳パックたたんであげる」と言ってまだ食事の最中なのに私の口をつけたそれを無防備に触りたたんでくれる子がいました。また、「僕はお箸集める係だから」と言って食事を終えた子の箸をまだ使用している自分の箸と並べてトレーに置いたりしています。そんな環境で手を洗ったりうがいをしたりもすることなく、いきなり歯磨きをはじめる子もいました。
潔癖症に育てる必要はまったくありません。が、
- 人の口をつけたものはあまり触らない。触ったら手を洗う。
- 咳をしている人にはあまり近づかない。マスクで自衛する。
- 吐しゃ物にはウイルスがいっぱい。
といったことくらいはうっすらでも記憶させておいた方がいいと思います。インフルエンザの時期に勝つのはそんな子たちです。
くつや持ち物を揃える
ちゃんとしているかどうかが一目でわかるところがあります。下駄箱です。下駄箱はみんな同じ大きさで同じような靴が入れられているので、だらしなくしている子はとてもよく目立ちます。ランドセルや手提げの管理も同じです。物とはいえ、それらは子供の分身であり、先生はそうしたところも見ています。自分の子供がだらしないと思われないよう、物の管理のしかた、整頓させることを是非おしえてあげてください。
まとめ
勉強に関することを入学前から心配することはまったくないと思います。ただ、はじめての小学校ということで子供はわからないこともたくさんあり、緊張してずっとがんばっています。少しでもそんな子供の不安を取り除くために、入学前から校庭に遊びに連れていく、学校公開に連れて行くなどして、学校という環境に慣れさせる工夫をしてあげてほしいと思います。
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