お食い初めの準備とやり方。基本ルールはこれ!
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お食い初めの悩み
お食い初めとは、「一生食べ物に困ることがないように」という願いが込められた日本ならではの伝統行事の一つです。生後百日もしくは百二十日目など、地域によって差はあるものの、食べ物を食べさせる真似をさせるのが特徴的な行事となります。それぞれの家庭の事情により、百日過ぎてしまっても構いません。京都では生後百二十日以降に行う地域もあり、これは日程を延ばすことで赤ちゃんが長生きできると言われているからです。なので、両家の親族の都合が付く日を選んで行うようにしましょう。
お食い初めの準備
お食い初めの準備は、歯固め石や漆器などを用意する際は、お宮参りが終わってからでも十分間に合います。まず最初に日程を決めてから、その日の2~3週間前くらいから本格的な準備を始めていっても間に合うくらいです。また、自宅においてお祝いをする時は、食器、歯固め石は必須です。さらに料理なども用意することになりますので、2日前から食材を用意し始めると良いでしょう。ただ、近年は自宅ではなく料亭や小料理屋、ホテルなどのお祝いプランを利用して儀式を行う方もかなり増えてきています。自宅で行うのには手狭だったり、用意する時間や食材を用意することを考えれば、外で済ませてしまうのも良いかもしれません。
何を用意すればいいの?
お食い初めのやり方は地域によって異なるところがあります。ですので、お住まいの地域のやり方に合わせて儀式を行っていくようにしましょう。さらに、用意するものが変わることもありますので、どういったものを用意すればいいのか親族に聞きながら必要なものを揃えていきましょう。一般的に以下を準備するのが基本となります。
- 歯固め石
- 食器(男の子の場合:全て漆塗り 女の子の場合:外側が黒塗り、内側が漆塗り)
- 祝い箸
- 食材
何をいつまでに用意しておけばいいのかこれらをリスト化しておくと焦らずに済みますね。
お食い初めの進め方
一般的には、祖父母や儀式に参加する最年長の人が赤ちゃんに料理を食べさせる真似をします。男の子であれば男性が、女の子であれば女性が行い、「養い親(最年長の祖父母等)」の膝の上に赤ちゃんを乗せて、儀式を行う年の恵方に向かって食べさせる真似をします。
食べさせる順番は、ご飯、汁物、ご飯、魚、ご飯、汁物の順番です。これを3回繰り返した後、歯固め石を使って赤ちゃんに石を噛ませるか、または小石を触れたお箸で赤ちゃんの口に触れさせます。地域によって使用した歯固め石の処理方法は異なりますが、神社から借りてきた物は返すところもあれば、半紙に包んでへその緒と一緒にしまう地域もあります。
進め方も地域によって異なるところもありますので、親族などに聞いてみることをお勧めします。
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