子供の食事の味付けはどうする?1日の塩分使用量の目安。
離乳食開始時には、「素材の味を!調味料は使わずに!」とすすめられますが、少しずつ調味料を使用していき離乳完了期を迎えます。しかし、それ以降って一体どのくらい調味料を使用すればよいのか、薄味ってどのくらいをいうのかと、わからない部分も多いですよね。
子供の食事の味付けについて詳しく紹介したいと思います。
photo credit:@Nicole Abalde
幼児期、薄味にしなければならない理由
そもそも、なぜ子供は薄味の食事にする必要があるのかをご存じでしょうか?甘い・しょっぱい・酸っぱいなどの味覚を感じることのできる舌の細胞は3歳頃までにできあがってしまいます。ですから、その細胞を少しでも多く形成してあげることが、子供にとって味覚をしっかり形成することに非常に重要です。細胞を多く増やすために薄味にする必要があるのです。
濃いと、少しの細胞でも味がわかってしまうため細胞は増えません。ですから味音痴な子供になってしまうのです。
また、濃い味つけは、塩分過多になり、将来糖尿病や高血圧など生活習慣病のリスクを高める要因にもなります。子供のためにも、味付けは薄くしなければならないということがわかりますね。
一日の調味料使用目安(1歳児基準)
○しょうゆ・・・・・2.1g
○みそ・・・・・・・2.4g
○さとう・・・・・・0.3g
○塩・・・・・・・・0.3g
○油・・・・・・・・5g
○みりん・・・・・・使用不可
子供1日の塩分合計は0.8g未満です。大人1日の塩分合計は9g未満が推奨されていることから、子供は大人の10分の1程度と非常に少ないことがわかりますね。
ちなみに、みりんを使用不可としているのは、みりんに酒が含まれているからです。アルコールを飛ばす加熱調理であれば問題ないとされています。
加工食品に含まれる塩分量
調味料として使用しなくても、食品そのものにも塩分は含まれています。「ここから管理しなくてはならないの?すっごく大変!」と思いますよね。難しく考える必要はありませんし、毎日計算する必要もありませんが、この食品には塩分が入っているんだ!くらいの知識を持っておくと良いでしょう。
○カレールー・・・・2.1g
○食パン・・・・・・0.8g
○ラーメン・・・・・7.7g
○チーズ・・・・・・0.8g
(子供の食べる一般的な量で計算)
これを見ると、これにも塩入ってるんだ!という驚きもあるのではないでしょうか。こんな数字を見たら、食べさせられるものなくなるわ!と思ってしまう程塩分ってあらゆる食品に入っています。
ただ、塩分量を毎日守らなくても大丈夫ですが、前後の日で調整するなどして、できるだけ努力してあげることが重要だと思います。
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