日本と韓国、子連れに対する社会の目を比較してみた。
先日、筆者は赤ちゃんを連れて韓国へ行ってきました。距離としては日本から遠くはない国なので移動はそれほど大変ではありませんでしたが、やはり国が違えば子連れに対する考え方も違うのだなと感じたことがいくつかありました。
今回は日本と韓国で子育てについて、ここは違うな!と気が付いた点などをお話ししましょう。
韓国人は老いも若きもあやし上手?!
まず韓国へ行って驚いたのが赤ちゃんをベビーカーに載せて連れていると、出くわした人たちがほぼ100%臆することなく老若男女問わずあやしたり声をかけてきてくれることです。
若い独身と思しき男性まで慣れた感じであやしてきたのはちょっとびっくりしました。筆者は韓国語が話せないので知らない方にわーっと話しかけられて、どきまぎしてしまいましたが、みなさん赤ちゃんに慣れているように感じました。
離乳食が始まれば、とにかく食べさせる!
日本で離乳食を食べさせるとなると食物アレルギーへの不安や赤ちゃんの内臓への負担などを考えて様子を見ながら少しずつ気を使いながら食べさせるのが普通だと思うのですが、韓国の場合だと食べられるものはたくさん食べて!という感じで果物でも
ご飯でもどんどん食べさせていくという印象でした。
ただしやはり赤ちゃんにはよくないという食べ物もあるらしく大人の食べる濃い味のものや、ピーナッツ、玉ねぎなどは与えないそうです。
インフラ面は日本が充実?そのかわりおおらかさでカバー。
子連れで移動したりするときに困るのが赤ちゃんのトイレですが韓国もおむつ交換台はきちんと設置されているところがほとんどです。ただ、手を洗う洗面台の横に交換台が備え付けられていたり微妙に使い勝手が異なります。(日本も昔はこのパターンが多かったような気がしますが今は広い個室のトイレが一般的になっていますよね。)
そしてトイレの個室がベビーカーを広げた状態で入られるほどの広さがなく、子供と入れる個室トイレも子供用のいすが付いているだけだったりベビーカー利用者向けではないように感じることが多かったです。
時々交換台のないトイレに出くわすこともあったのですがそんな時は「その辺で替えちゃいなさいよ^^」とサラッと言われてしまいました。なんというおおらかさでしょう!隣にお茶飲んでる人いますけどいいの?と思いましたが韓国ではアリのようでした。
もちろんケースバイケースなのでしょうが、全体的に赤ちゃんに対しては寛容で日本ほど気を遣わなくて済みました。ただ自分が食事しているときなんかにそれをされると考えると…良かったり悪かったりなのかもしれません。
おわりに
昨今、日本ではベビーカーを伴っての乗車マナーを巡っての議論が注目されていましたね単純に国民性の違いという問題だけではなくその国々交通事情や労働環境など様々な要因が絡み合って子供に向けられる視線や態度が変わって来るのだと思います。
どちらが良いとか悪いとかではなく、違いを知ることで日本の子育ての良さやむずかしさ、面白さを再発見することができたような気がします。
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