新生児の寝かしつけは「入眠儀式」と「眠りの関連付け」が重要？！
公開日：
:
最終更新日：2017/01/29
睡眠の悩み
初めての育児は分からないことばかり。特に新生児の寝かしつけは誰もが悩むはずです。
世界的ベストセラーの育児書の著書でもあるシアーズ博士のサイトAsk Dr.Searsでは、赤ちゃんの寝る場所や、新生児の寝かしつけ方法のメリット・デメリットが掲載されています。今回は、その一部をご紹介させていただきます。
photo credit:@tiarescott
赤ちゃんはベビーベットで寝かせる？それともママと添い寝？
赤ちゃんの眠る場所に、正解も間違いもありません。家族がちゃんと眠れる場所が、その家族の正しい寝場所といっていいでしょう。
産まれてくる赤ちゃんは、さまざまで、予想などできません。一人の部屋のベビーベッドで快適に眠る子もいれば、親と同じ部屋のベビーベッドで眠る子もいます。親と一緒に、ママの隣で寝る赤ちゃんもたくさんいます。
実際、赤ちゃんの最初の２年間は、眠る場所は一定しません。赤ちゃんの発達と成長に合わせて、寝る場所のアレンジができるように、柔軟に対応しましょう。
入眠儀式が赤ちゃんの寝かしつけのポイント
寝かしつけは、赤ちゃんが自然に眠りに落ちるもので、決して無理やり寝かせることではありません。新生児期の寝かしつけは、寝る環境と条件を整えて、赤ちゃんに「今から眠る」ということを体感させることにあります。
新生児は体内時計も発達しておらず、昼夜の区別がつかないので、寝る前の一連の行動（入眠儀式）と眠りを関連付けて覚えさせることが、夜の眠りへの第一歩なのです。
寝かしつけ方法は、必ずしもすべての赤ちゃんに効果があるとは限りません。発達・成長の進み具合で、その子にとって一番良い方法をさがしてあげましょう。
寝かしつけ(入眠儀式)の方法はバラエティを豊富に！
赤ちゃんは夜中に目覚めたときに、寝入った時と同じ状態を求めます。いつも授乳しながら寝かしつけるのなら、夜中にも授乳を。ゆらゆら抱っこで寝入るのなら、またゆらゆら抱っこをしてほしいのです。
寝かしつけのパターンが1種類だと、ママもパパも後々たいへんなので、いつも同じではなく、バリエーションを増やしましょう。
- 授乳しながら
- ゆらゆら抱っこ
- 子守唄を歌いながら
- 音楽をかけながら
- 寝入る前にパパに交代 等
赤ちゃんがされたら「眠り」を連想し、安心して眠ることができる寝かしつけ動作を何種類か決めておきましょう。
ここで大事なのはパパの参加です。ママの手でしか眠れないようになったら、後々大変なのはパパです！
寝かしつけ(寝る前の習慣)についてはシアーズ博士の赤ちゃん寝かしつけテクニック6つでも詳しく紹介しています。
新生児の寝かしつけ２つのアプローチ。メリット・デメリット
シアーズ博士によると寝かしつけのアプローチは2種類あるといいます。それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
１.親による寝かしつけ
赤ちゃんが眠る際に、眠りにつくまで親がついている方法。だっこ、子守唄、授乳など
【メリット】
- 赤ちゃんは親との健全なスキンシップを通し、睡眠が安全で快適なものだと思う。
- 眠るときの楽しく心地よい思い出ができる。
- 親と新生児の信頼が生まれる。
【デメリット】
- 眠りとの関連付けで、夜中に目覚めたときに、親の助けが無ければ眠りに戻れない。
２.赤ちゃん自身で寝つく
まだ眠っていない状態でベビーベッドに置き、そのまま眠らせる。時間をおいて様子を見ながら背中をとんとんとなだめたりなどはするが、赤ちゃんが寝入るときには、そばにいないようにする。
【メリット】
- 一人で眠りに入ることができれば、夜中に目覚めたときも一人でまた眠りに戻ることができることが多い。
- 最初は泣き疲れて眠ることも多いが、定着すれば親には楽。
【デメリット】
- 慣れるまでは、泣き疲れて眠るまで泣かせっぱなしにすることが数日続く。
- 赤ちゃんの信頼を失う可能性がある。
- 手のかかる子、性格的に難しい子には不向き。
- 病気の症状などを見逃すことがある。
おわりに
寝かしつけは多くのママたちが悩む問題です。赤ちゃんの眠りは、大人とは全く違う仕組みのため、不安に思うことも多いと思います。赤ちゃんの眠りに関しては下記のページも合わせて参考にして下さい。
新生児の睡眠 知っておくべき8つの事実
参考：Conditioning Baby to Fall Asleep
いいね！で最新情報を配信♪
