3~6歳からの寝かしつけのコツは「ママとの信頼関係」

公開日: : 最終更新日:2017/01/29 睡眠の悩み


3~6歳からの寝かしつけ 
3歳を過ぎ、幼稚園や保育園などでたくさんの人との交流が増えると同時に、ママとぺったりくっついていた時間は必然的に少なくなります。この頃の子供はとにかく「ママと一緒にいたい」「ママの気を引きたい」につきます。

寝かしつけについても同じことで、寝る前にいろいろな理由を付けてはママをベッドに呼び戻そうとします。2歳児と違うのは、「あれやって、これやって」という要求ではなく、「今日幼稚園でね、~があった」などと、ちゃんとした会話に乗せてこようとするところ。あらためて子どもの成長に驚きますね。

でも感心してばかりはいられません。いつまでも付き合っていては寝る時間も遅くなるし、自分の時間も持てません。海外サイトParenting.comの記事を参考に、3~6歳児の寝かしつけの問題と対策をまとめました。

photo credit:sean dreilinger

信頼関係を築こう

寝る時間になっても、ママの気を引こうとして話しかけてくる子どもには、「すぐに戻るよ」といってその場を離れましょう。たとえば「洗濯物を片づけてからまた来るよ」などちゃんとした理由を付けたり、読みかけの雑誌を置いていって戻ってくることを強調するのも良いアイデアです。そして必ず戻ります

子供がちゃんとお布団の中で待っていたら、短い本を読んであげるなどのご褒美を与え「おやすみ」をします。このパターンを繰り返しながら、戻ってくるまでの時間を少しずつ長くしていきましょう。「ちゃんとお布団に入っていてエライ!」とほめるのも忘れずに。ポイントは、お布団の中で待つことと、ママが必ず戻ってチェックすることです。

子供と相談しよう

もう少し成長し4歳位になると、原因と結果(AをしたからBになった)の理解が深まります。ちょっと先のことも考えられるようになります。「ママは疲れているから、今夜ぐっすり眠れば、明日はもっといいママになれるんだけどな」などと、子供と率直に「相談」してみるのも手です。ママ大好きな子供は、意外とあっさり理解することもあります。子供に邪魔されず、しっかり寝た翌朝は、公約を守って「もっといいママ」で1日をスタートしましょう。

夜驚症(やきょうしょう)について

3~6歳の子供にまれに起こる「夜驚症」というものがあります。症状は寝付いてから2時間後位に、突然大きな声を出して起き上がり、おびえたように泣きながら歩き回ったりします。呼吸が不規則になり汗もかきますが、本人は熟睡しているので、話しかけても答えず、翌朝本人にこの間の記憶はありません。多い時で一晩に3回位起こることもありますが、発症から6ヶ月以内に、あるいは遅くとも10歳ごろまでには自然に治まり、障害を残すことはありません。発症の頻度は1~5%です。

これは、見ている大人の方がつらい症状ですが、取り乱したりせず、子供が怪我をしないように周辺の安全対策をして、治まるのを待つしかありません。

おわりに

子供の成長はある時目をみはるものがあります。「教える」だけのしつけから、いつしか「一緒に学ぶ」ようになり・・・。 子供も親を理解しようとしています。お互いの気持ちを理解しあうことで、思いやりの気持ちがうまれます。2歳イヤイヤ期の育児では一貫して毅然とした態度が必須でしたが、3~4歳を過ぎたら「親の気持ち」を少しずつ示していきましょう。「ママだって、眠いの。寝不足だと機嫌が悪くなるのよ」と言ってもいいのです。

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参考:How to Get Your Child to Sleep(Really!)

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