子供の事故を防ぐためにやっておくべき対策〈出産前編〉
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子育てのヒント
子供の事故の80%以上は、実は家庭の中で起きているのだそうです。危険が多いお外では注意していても、お家の中ではついつい安心してしまうのかもしれませんが、小さな子供にとっては、お家の中もお外以上に危険な場所がたくさんあります。
大切な我が子を事故やけがから守るために、日ごろから気を付けておきたいポイントを今回はご紹介していきましょう。
部屋の中を整理整頓しておく。
たとえば、本や物が山積みになっていたり、衣類などが収納されていなくて、あちこちにぶら下がっているような状態はいけません。何かの拍子に上から落ちてきたり、赤ちゃんのお顔に被さってしまって窒息などの事故の要因になります。
鋭い角のある家具や、釘などが刺さった柱がないかチェックする。
タンスやテーブルなど角がとがっているものがあれば保護するためのカバーなどを取り付けるようにしましょう。まだ月齢が低くて子供が動き回る前であっても、授乳などの際、抱き上げた拍子に頭をぶつけてしまう事もあります。
予想外のことが起きるのが子育てですので、先手を打って万全な備えをしておきましょう。カバーは赤ちゃん用品のお店などで購入できます。
赤ちゃんのお布団の硬さ、寝具のまわりをチェックする。
赤ちゃんのお布団は、乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防する観点でも硬めのものが好ましいです。敷布団やマットレスがフカフカだと、赤ちゃんの顔が埋もれて寝ている間に無呼吸状態になるリスクがあります。
また、ベビーベッドとマットレスの間に隙間があったり、赤ちゃんのお顔の周りにぬいぐるみやクッション、タオルなどが置いてあるとそれらが被さり窒息する事故も起きかねません。
赤ちゃんが寝る周りはすっきり片付けて、物を放置しないようにしましょう。ビニールなどは特に危険ですので、おむつの入っていた空袋やスーパーやコンビニのレジ袋などが周囲に落ちていないか気を配りましょう。
お風呂や階段、台所など子供に立ち入ってほしくないエリアを確認する。
浴槽への転落や、洗濯機の中への侵入、段差のある場所や階段など、お家の中にも大きな危険が潜んでいる場所というのはたくさんあります。子供が入ってこられないように、ガードを取り付けたり、鍵をかけたり段差をなくしておくなど、それぞれの住環境ごとにできる対策をしっかり講じておきましょう。
かかりつけのお医者様や、救急の診療機関を事前に調べておく。
初めてのお子さんの場合は、妊娠中に小児科医を探しておきましょう。まわりに子供のいる友人・知人がいればその方たちに聞いてみるのもいいですし、インターネットなどで病院の口コミを調べることもできます。妊娠中の場合なら産婦人科の先生などに聞いてみるのもいいと思います。
また、夜間・休日診療を行っている診療所や保健センターの場所や連絡先などもあらかじめ調べておきましょう。
いかがでしたでしょうか。
子供が生まれてからでは、お家の中が思うように片付かないかもしれません。
体がひとつのうちに事故防止対策をしっかりしておきましょう。
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