子どもの食育に!年齢別 子どものお料理入門レッスン
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食事の悩み
子どもの食育には、一緒にお料理することがいちばん!子どもと一緒に食事の用意をすれば、栄養バランスや衛生の大切さを教えると同時に、子どもの算数や科学の理解力が深まったり、手指の発達にもつながります。でも、料理で怪我をしてしまうこともあるので、子どもにどこまで手伝ってもえばいいか、少し悩みますよね。
海外の食育サイトHome Food Safetyでは、子どもと料理する際の安全に関する注意点と、年齢別に適切な作業の紹介をしています。
食べ物と調理の安全について
子どもと一緒にキッチンに立つ前に、以下の点を必ず教えておきましょう。
- 食べ物を扱う前には、必ずぬるま湯でせっけんを使って手を洗う。
- 長い髪の毛は後ろでまとめる。
- キッチンの調理台、カウンターはきれいに保つ。
- 味見をするときは、完全に加熱されるまで待つ。子どもが生の食材(特にクッキー生地や生肉)を触った手・指をなめたり口に入れたりすることがないよう注意する。
- 味見をしたスプーンなどをまた食品に入れないように注意する。
- 子どもから目を離さない。
- 4つのポイントを必ず守らせる。
1.手・調理器具・調理台はしっかり洗う
2.生の肉と調理済みの食品は必ず分ける
3.食材にあわせた温度でしっかり加熱調理する
4.生鮮食品は4.5℃以下で冷蔵する
3~5歳児と一緒に料理するときのポイント
この年齢の子どもはお手伝いが大好きですが、まだ手指の発達が完全ではないため、しっかりと見守っていなければなりません。手洗いの大切さと、キッチン用品の衛生について十分に理解できるよう教えましょう。
3~5歳児に適切な作業の例
- せっけんを使って20秒間手を洗い、ぬるま湯ですすぐ。手を洗いながら「ハッピーバースデー」を2回歌うとちょうど良い時間です。
- シンクで果物や野菜を水洗い。
- テーブルをふきんで拭く。
- ホットケーキの生地など、混ぜやすいものを混ぜる。
- かわいい形の型を使ってクッキーの型を抜く。(生の生地を食べないように注意する)
6~7歳児と一緒に料理するときのポイント
6~7歳になると手指の動きも正確になり細かい作業もできるようになりますが、上記で述べた注意点の再確認が必要です。
6~7歳児に適切な作業の例
- ピーラーを使ってジャガイモやマンゴーなどの野菜・果物の皮むき。
- ボウルに卵を割り入れる。
- スプーンを使ってピーマンやトマトの種を取る。
- アボカドをスプーンでくりぬく。
- さやえんどうのスジ取り。
- とうもろこしの皮むき、水洗い。
- 万能ねぎやパセリなどを水洗いして、キッチンばさみで刻む。
8~9歳児と一緒に料理するときのポイント
この年齢はいろいろなことができるようになっていますので、子どもの興味や能力に合わせて作業をさせましょう。キッチンのカウンターやテーブルを清潔に保ち、生鮮食品は2時間以内に冷蔵庫にしまう事が重要であると教えましょう。
8~9歳児に適切な作業の例
- 缶切りで缶詰をあける。
- 残り物のおかずを保存容器に入れ、2時間以内に冷蔵庫にしまう。
- まな板の上で鶏肉を叩く。注)まな板は生肉用と調理済み用に分け、生肉を扱った後は必ずせっけんで手を洗いましょう。
- 生卵をときほぐす。
- 肉を焼いているときに、理科の実験のように食品用温度計で肉内部の温度を計る。(加熱が十分とされる温度は、ハンバーグ=71℃、チキン=73℃、ポーク=63℃、ステーキ(ウェルダン)=77℃、魚=63℃)
- レモンやオレンジを絞る。
10~12歳児と一緒に料理するときのポイント
10歳を過ぎると一人でキッチンで作業できるようになりますが、それでも大人がついているようにしましょう。大人がするような作業をさせる前に、鍋の取っ手は内側に向ける、電動ミキサーなどの電気調理器は使用後にコードを抜いておく、刃物の使い方や電子レンジ・オーブンの使い方などの、「キッチンのルール」をしっかり身につけさせましょう。
10~12歳児に適切な作業の例
- パスタをゆでる。
- 電子レンジで食べ物を加熱する。
- レシピに従って料理する。(手順を読む、材料を準備して計る)
- オーブンを使った料理。(クッキー、ケーキ)
- 調理レンジの弱火で食材を加熱する。
- 野菜を適切に切る。
おわりに
食品の安全については、キッチンの外でもいろいろな形で教えることができます。子どもの年齢にあった内容をゲームや動画で一緒に楽しみながら学べば、食材の買出しや毎日の食事の用意も楽しくなりそうですね。
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